コロナとかりんシロップ

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コロナウィルスというものが日常に入ってきて、もう4年。
四年目にして初めて、家族がコロナに感染した。
備忘録として、残しておきたいと思います。

夫は朝から体調が悪い、、と言っていたが、夫が元気な日なんて月に2、3日だろうか。
しょっちゅう「風邪っぽい」と言ってはパブロンのお世話になり、一晩で復活、を繰り返している。
そんなわけで、その日もまあいつもの感じかなと思っていた。

午後、外出していた私にLINEが入る。この時点では熱もなく、寒気と鼻水。
ただ、夫の寒気は、これまた結構な頻度で起こる。
夕方以降の家事は、私が一手に引き受ける感じか、と予想しながら帰宅した。

微熱が出始めた夕方、あ、こりゃまずい、と一部屋片付けて隔離させてもらうことにした。
熱は上がる一方で、夜には39℃台。
これはコロナかインフルでしょう…。
熱で喘いでいるのに加えて、しゃっくりも出ていて、閉めたドア越しながらもしんどそう。
電気毛布やら追加の毛布やらを運び込み、ゼリー飲料を買いに走り、どたばたと1日目が終了。

2日目、近所の内科にかかる。
開院して間も無いクリニックで、初診だったが、発熱があっても診療時間内ならいつでも診てくれるという。
なんてありがたい。
24時間経っていなかったけれど、昼前に受診し、検査の結果コロナと判明。
カロナールだけ処方されて帰宅した。


今回気づいたことは、
・喉の痛みと咳がひどい
・喉の痛みにもっともよく効いたのは、自家製のかりんシロップだった
・家庭内感染をしないように留意しつつ、夫の生活と家族の生活を回すことはとてもしんどい
・夫としては、迷惑なお荷物、という感じがしていたとのこと(ごめんなさい…)
・万が一、もう一人感染したら、隔離もできずお手上げだった
・夫の体力のガタ落ち具合がとんでもない

発熱、喉の痛み、咳、食欲不振、疲労倦怠感、など色んな症状が出ていたが
喉の痛みに一番役立ったのは、かりんシロップだった。
去年の秋に、気まぐれに「かりんシロップ作ってみたいなぁ〜」と思い、
たまたま近所のスーパーの見切り品コーナーで見つけ、作ってみたものだ。
作った当初は、傷んでいる?というような匂いがちょっと気になり、あまり使っていなかったが、
レモンを混ぜると全然気にならず、毎朝喉が痛くなる私と息子は、ちょびちょびと飲んでいた。
飲むと、わりとすぐ痛みが緩和するのだから凄い。
コロナの痛みにも、これは効いたようで、夫曰く、炎症を起こしているところがコーティングされるような感じ、とのこと。
これは、かりんを手に入れたらまた作らないと!
(画像はUnsplashAnna Ansoneが撮影した写真をお借りしました)

そして、夫は病人だけれど、家族は元気。
学校も習い事も部活も通常運転。
夫は具合が悪いので、いつ・何が食べたいのかも、よく分からない。
四方八方に気を配りながら、みんなの生活を回しつつ、自分も元気でいつつ。
これはとてもしんどかった。
ただでさえ、みんなのペースに合わせる、はとても苦手なのに。
夫の部屋のドアの開け閉めも最小限にし、極力対面での会話はしない。
離れていても、物理的な仕切りなしに会話することは、ものすごく抵抗があった。
そんな、私の余裕のなさは、病人に優しくする、なんてところまでいけなくて、
それゆえに、お荷物感を味わわせてしまったのだろう。
これは、反省点。

発症日を0日目として、6日目から仕事に戻ることとなった。
体力の低下は著しく、お風呂に入るだけで息切れしていた。
徐々に戻りつつはあるものの、尋常じゃない。

夫は医療機関勤めである。
コロナが5類になったので、防護服は使い捨てエプロンに変わり、
N95マスクは普通のサージカルマスクになった。
しかし、だ。
人間の側が分類を変えただけで、ウィルスが軽度になったわけではない。
夫が復帰したら、また別のスタッフがコロナで休んでいるという。
…医療機関の感染症対策、もう少しどうにかならないでしょうか…?

やっと隔離生活から解放された我が家だけれど、この時点では、
更なる波が押し寄せることなど、全く予想もしていませんでした。
続く。






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