電動自転車をめぐる旅 〜その2〜

bicycle

こちらは今の愛用自転車との出会いについて綴った、その2。

しばらくの間、あぁ〜上手くいかない、と悩み、次に思いついたのは『盗まれるほど高額な自転車にしない』だった。
ある程度、軽くて、お値段も抑えめな一台が見つかれば、駐輪場上段ラックにも入れられるかも!
そして盗難リスクも減るかも!
ということで、条件に適いそうなものをネットでわーっと見ていった。

しかし、なかなか難しい。
今回の自転車はデザインも大事に、ずーっと愛着がわく一台を選ぼうと決めていた。

お値段、オプション、軽さ、デザイン…色んな要素を満たした次の一台。
これがPanasonicのベロスターミニ。

https://cycle.panasonic.com/products/elvsmini/
形も綺麗で、マットなカーキ色のフレームが何より気に入った。
吟味して吟味して、夫に「これにしようと思う」と携帯の画像を見せた。

「サドル高80センチってなってるけど…乗れるの?」
…そんなところ、見ていなかった。
適応身長は、一応ギリギリ範囲内だったはず。
しかし、私はとても足が短い。
試しに、今の自転車のサドル高を80センチに合わせてみた。
そして、ベロスターミニはサドルのすぐ下にフレームが通っている、クロスバイクのような構造なので、ママチャリのように横からスッとは乗れない。
80センチのサドルの上から脚をブンと振り回して、回し蹴りのように跨いでみた。
…とてもキツい。
下手したら、乗る動きだけで腰を痛めそうだ。
これは試乗できるところを探さないと…と店舗の在庫を探したが、全く見つからない。

またも振り出しに戻る。
なんでこんなにも、進まないのか。
一つ進むと、また一つ壁が。

しかし、ここで今週のしいたけ占い(占い師しいたけさんがやっている12星座占い。大好きです)を見てみたら、今週の私は”探求することを心から楽しんでいる”と書かれていた。
正に。
全然ゴールに辿り着かないんだけれど、私はこの『欲しいものについて調べている時』が恐らく、いっちばん楽しい。
これは、旅行プランとか、行きたい場所について、でも同じ。
父譲りだと思う。
家電を買うとなったら、カタログを全社電気店で集めてきて吟味するとか、大好き。

そんなわけで、軽くて電動で、もう折り畳めなくてもいいからデザインが好きで…と探していたら、あれ?と目に留まった。
中国のメーカーが出しているTSINOVAという自転車。
これも以前に候補に入れていたのだが、何せAmazon以外の取り扱いが見当たらない。
試乗できないため、除外していた自転車だったが、あれ?最近は扱うところが出てきたのかな?
独特の形状なので、見るとすぐ分かる自転車なのだ。
バッテリーが、よくあるサドル後部に縦にはめるタイプではなく、リアキャリアのあたりに横向きにしまわれる。
調べてみたら、TSINOVAではない。
wimoというメーカーが出したCOOZYというものらしい。
どう見てもそっくりなんだけれど。
というのも、TSINOVAのデザインに一目惚れした開発者が、北京に出向き、何度も提携の打診をして、紆余曲折あり、デザインは踏襲し、更に改良を重ねてCOOZYを完成させたという。

https://www.wimo.co.jp/product-coozy
これはちょっと気になる…。

取り扱い店舗を探したら、なんとうちから20分くらいのところにあった。
Googleマップを開くと、訪れた方の口コミが、みんな良い。
口コミを重視するわけではないのだが、それでも、お店の雰囲気も、店主の方も話しやすくて…とみんながこのお店を好んでいる。
これはCOOZYがあるかどうかもだけど、このお店に行ってみたい!

お休みの日の朝、電話をかけたら、なんと試乗用&すぐ持ち帰れる車体、計2台、店舗にあるという。

ということで、ようやく冒頭の自転車屋さんに辿り着いたのであった。
こじんまりとしたお店。店先にCOOZYも置いてあった。
入ると、ニコニコした優しそうなお兄さんが出てきてくれた。
試乗をしたい旨を伝えると、お店の前の歩道(軽い坂道)を走っていいという。
アシストやギアの説明を受け、とりあえずサドルに跨ってみる。
うん、ギリギリ。なんとか乗れるかな…。
久々のまっすぐフラットなハンドル。
どうにも走り出しがグラつくけれど(自転車ではなく、私のバランスの問題)、それ以外は快適。
何より、登り坂を全くストレスなく上がってきたことにびっくりする。
夫にも試乗してもらい、2人で「電動すごいな」と楽しくなる。

カラー、オプション、色んな説明を聞き、他のお客さんもいたので、一旦持ち帰り、検討。
結果、ホワイトを取り寄せて購入することに決めた。

自転車自体もすごく気に入ったんだけれど、何より、あのお兄さんのところで買いたい、と思う心地良さがあるお店だった。
そういうところがある、そんな人を知ってるって、すごく幸せなことだ。
次は、入荷のお知らせが来たら、またお店に行こう。自転車が届くことも、色々お話できることも楽しみだ。


…以上が、私とCOOZYの出会いでした。
それからの、自転車快適生活については(アクシデントもあり)、また後日書こうと思います。

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