自転車が好きだ。
今乗っている電動自転車をとても気に入っていて、このブログにも『ちりりん日和』という名前をつけた。
『COOZY』という今の愛車と出会うまでのことを、書いてみようと思う。
この自転車との出会いは、2年前のこと。
かねてから気になっていた自転車屋さんに、足を運んだ。
今の家からは車で20分くらい。
学生時代よく通ったバス通りに面して、小さな自転車屋さんができていた。
我が家の自転車問題。
それは、当時小4の娘の自転車を、室内保管していたこと。
マンションの駐輪場は、私と息子の計2台を既に契約して使っていた。
もちろん、3台目も契約はできるのだが、その場合は2段式の上段ラックを使わなければならない。
私がママチャリを載せることも、息子が自分の自転車を載せることも難しく、娘は当然使えない。
長らく、娘の自転車は部屋の中に置いていた。
しかし、4年生ともなると、放課後児童クラブもなくなり、外に出かける時間が格段に増えることが見込まれる。
どうにか、駐輪場に娘の自転車を下ろしたい。
大人の自転車をどうにかするのが最善なのだが、3台目上段ラック案にしろ、室内保管するにしろ、このママチャリでは重過ぎる。
そんなわけで、自転車買い換えたいな〜と探し始めた。
ある時、ラジオで『2020年 買ってよかったものランキング』を誰かが話していて、映えある第一位は eバイク だった。
これがあると、行動範囲が物凄く広がり、フットワークも軽くなり…みたいな話だったと思う。
※ちなみに、eバイクというのは、スポーツタイプの電動アシスト自転車です。
そして、春先に読んだ斎藤幸平さんの『人新生の資本論』。
この中で著者は全くそんな主張はしていないのだけれど、読後、”どこにでも車で行っちゃうけど、自転車とかに変えたいよな〜”と私は思ってしまった。
(ちなみに本の中では、エコバッグとかマイボトルとか、やらないよりはマシかもしれないけれど、本質の解決には全くならず、むしろ”地球に優しい選択をした”という自己満足に陥りやすい、とさえ書かれていた。本当にその通り。結局、そのeバイクの電気は何から生み出されているのか?と考えれば、当然のことなのだが。)
まあでも、ネットであれこれ見ているうちに、単純に電動アシスト自転車いいなぁ!と思ってしまったのだ。
家から近いのに、アップダウンがあるから車を使っちゃうような場所も、自転車で行けちゃう。
なんて楽しそうなんだろう。
しかも、折りたたみの電動アシストまである!
世の中は変わっていく。私が想像していた、いわゆる子乗せの電動アシスト自転車だけではないのだ。
まず最初に目に留まったのは、デイトナポタリングバイクという、静岡のメーカーさんが作った可愛い電動ミニベロ。しかも折り畳める。
https://mobility.daytona.co.jp/i/51918
バッテリーが全くバッテリーに見えない、レザーケースにしまわれている。
当時、紹介ページは海をバックに砂浜に停められた写真だった。
自転車で海…憧れでしかない。
シャンパンゴールドのフレームといい、折り畳めるコンパクトさといい、軽さといい、とにかく非のうちどころがない。
幸い、ご近所に取り扱い店があったので、長らく悩んだ結果、夫と見に行ってみた。
想像通り可愛くて、夫もそのアシスト力に感嘆の声をあげ、帰りの車内では、もう95%購入に傾いていた。
そんな中投げかけられた一言。
「でも、買うなら盗難とか本当気をつけなよ。鍵も最低二つつけて、一つは動かないものに固定するとかさ」
…夫のこの一言で、ようやく私は『自転車が盗まれる可能性がある』ということを知った。
デイトナはすごく好きなデザインだけれど、結構なお値段の自転車なのだ。
ここから私の盗難防止の調査が始まる。
アースロックという言葉も初めて知り、ワイヤー錠などというものは100均のペンチ程度で切断できることを知り、鍵にもランクがあることを知り、
「こんなことでは、おちおち買い物にも行かれない!」
と不安・心配しか残らなかった…。
その2に続く。
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