初めて出会うことばたち。

Book

娘と本屋さんに行ってきた。私が好きな本屋さんで、駅ビルの書店のように大きくはないんだけれど、普段見かけない本やZINEが色々とあるので、ゆっくり全棚を見てしまう。

見ている間に、娘は色々と欲しいものを見つけていた。
そのうちの一つが、クロスワードの雑誌である。

帰ってきて早速、兄と二人、どの懸賞の賞品を狙うかで、解くパズルを決めていた。
現金2万円を狙うらしい。ジャンボクロスワードを広げている。

6年生とはいえ、大人向けのパズル雑誌は、なかなか難しい。知らない言葉がバンバン出てくる。
そんなわけで、2回に1回という高頻度で、私にパスが回ってくる。

「領収書に貼る収入なに〜?」
ああ、これは知らないだろうなと「印紙」と返す。
こんなのはいい。

「はさみや、けんやまを使用、だって〜」
…何、けんやまって。
けんやまは、剣山だった。
この手の、問題文読み間違いも、よく発生する。

「まちがって、勢いでサツに手を出してしまった、って何〜?」
…どういう状況?
なんだこら、みたいに突っかかったら警察だった、ということ?など謎のシチュエーションが浮かぶ。
これは、さつではなく札(ふだ)で、『おてつき』が正解ワードだった…。

物事が中途半端に終わること、というのは『しりきれとんぼ』だったが、
「そういうトンボがいるの?」と聞かれた。
いません。

最終的には、ジャンボクロスを全て埋めずに、懸賞のキーワードに関わるマスだけ埋め始めた。

私は昔からパズルが大好きだ。ジグソーパズルも、クロスワードも、ナンプレも、イラストロジックも、やっていいよと言われればひたすらやりたいタイプだ。
だから、この必要なキーだけ埋める、などというやり方には、勿体無い…!と思ってしまう。

私に似てパズルが好きな娘かと思っていたが、どうやら違っていたらしい。
「残りはママやってもいいよ!」と言われている。
いつやろうかな…。家事をあまりしなくていい日に、存分に取り組みたくて、ウズウズしている。

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