自転車で近所に出かけると、ふわっと金木犀の香りがした。空気もずいぶん秋めいてきたし、そんな季節だなぁと思う。
毎年ながら、この『ふわっと』は香りはするものの、だいたい花を見つけられない。自転車を漕ぐにつれ、香りがしなくなったり、うわぁ〜すごくいい香り!と思ったりするのだけれど、今日も私の視界に花は見当たらなかった。
あれだけ目立つ山吹色なんだから、すぐに見つかりそうなものなのに。
年々、この香りに先立って、お店に金木犀の香りの商品が増えてきているように思う。夏の終わりに、フレグランス、ハンドクリーム、なんだか分からないけれど金木犀の香りを謳うものがあっという間にディスプレイされる。
金木犀好きとしては嬉しいような、でもやっぱり早すぎて追いつけないような。私は、あの風にのってふんわり香ってきて(あ、今年もそんな季節だ)という瞬間が好きなのだ。
8月の終わりには、近所の100均ではこれまたあっという間にハロウィンの商品が並び始める。夏が大好きな身としては、もっと夏の余韻を楽しみたいのに、なんだかせわしないなぁ、早すぎるなぁと気持ちの整理が追いつかない。
10月も半ば、ようやくハロウィンを楽しむ時期が来たかなぁと思っていたら、娘が100均を横目に「あっ、もうクリスマスだ!」とまた次の季節のものを見つけていた…。
明日は秋晴れの予報。まだこのギリギリ半袖も着られる季節を楽しみつつ、今度こそ、金木犀の花を見つけられるかな。
コメント